「Fortnite」の新たなリークにより、「Thin Client Library」という機能が注目されている。この機能により、ユーザーはプレイしたいモードに必要なファイルだけをダウンロードできるようになり、全体をインストールせずにディスク容量を節約可能となる。
特にコンソールユーザーにとって利便性が高いが、PCユーザーにも恩恵があるという。Epic Games Storeでは現在「Save The World」に限定されているが、リーク情報によると将来的に他のモードにも適用され、最大5つのモードを自由に選択して削除できる可能性がある。
新機能で「Fortnite」の容量管理が柔軟に
「Thin Client Library」機能の実装により、ユーザーはプレイしたいモードだけを選んでダウンロードすることが可能となる。従来のようにゲーム全体をインストールする必要がなく、必要最低限の容量でプレイ環境が構築できるため、ディスク容量が限られているユーザーにとっては大きな利点である。
この機能は特に、次世代コンソールのようなストレージが比較的小さなデバイスにおいて利便性を発揮する。一部のゲームモードのみをダウンロードすることで、起動時間やゲーム全体のパフォーマンスにも影響が出る可能性がある。
また、PCユーザーにとってもゲーム容量の管理がしやすくなり、カスタマイズ性が向上するため、プレイスタイルに合わせた容量調整が可能となる。このような新機能により、「Fortnite」は多様なデバイスでのプレイがさらに快適になることが期待される。
リーカーが公開した動作映像とその詳細
「Thin Client Library」の動作映像をリーカーのunrealhybridが入手し、実際の操作画面が公開された。この映像では、ユーザーがモードを選択してクライアント内からリアルタイムで削除するシーンが確認できる。この映像からは、モジュールごとにゲームファイルを管理できることが示されており、ユーザーにとって容量管理が非常に柔軟に行えるようになると予想される。
また、Epic Games Store上での「Save The World」モード限定適用ではあるが、今後、他のモードにも同機能が導入されれば、様々なゲームモードを選択して効率的に容量を調整できるようになる。Epic Gamesのサーバー負担を軽減する効果も見込まれており、これが実現することで、サービスの安定性もさらに向上する可能性がある。
2025年導入が期待される「Thin Client Library」
リーカーHYPEXの報告によれば、「Thin Client Library」は2025年第3四半期までにリリースされる見込みである。Epic Gamesはチャプター6の導入タイミングや2025年中頃のアップデートでこの機能を正式に実装する可能性があるとされ、ゲームの利便性がさらに高まることが期待されている。
公式からの発表はまだだが、リーカーの情報から考えると、Epic Gamesは今後のアップデートに向けてユーザーからのフィードバックを受けながら機能改善を進めていくと考えられる。
この新機能が提供されることで、プレイ環境に合わせた最適化が可能になり、多くのユーザーにとって「Fortnite」がより手軽で快適なゲーム体験を提供することにつながるであろう。