Riot Gamesがリリースした「League of Legends(LoL)」パッチ14.22では、新たなチャンピオン「アンベッサ・メダルダ」や、新マップ「進歩の橋」がARAMモードに登場した。このアップデートは、Arcaneシーズン2のリリースを記念したものであり、プレイヤーにとって新鮮な体験を提供することが目的である。
ピルトーヴァーとゾウンという対立の構図が反映されたマップ構成や、PvP未経験のアカウントに対するボットチーム戦の実装など、新たな試みが見られる。さらに、一部のチャンピオンやアイテム、召喚士スペルにも多数の調整が施され、戦略の幅が広がることが期待される。
新たなチャンピオン「アンベッサ」の特徴
今回のパッチで登場した新チャンピオン「アンベッサ・メダルダ」は、戦争の女家長として新たな戦術の可能性を広げる存在である。アンベッサは他のチャンピオンに対し、強力な物理攻撃や耐久力を発揮するスキルセットを持ち、プレイヤーにとって戦略性の高い選択肢を提供する。
防御力の成長が4.9から4.5に調整されるなど、一部のパラメータにも調整が加えられた。これは、Riot Gamesがチャンピオンの役割やプレイスタイルを意識的に調整するための施策であると言える。アンベッサの導入によって、チームバトルにおいて新たなダイナミクスが生まれることが期待される。
ARAMモード新マップ「進歩の橋」の独自性
ARAMモードの新マップ「進歩の橋」は、ピルトーヴァーとゾウンの対立を象徴するデザインが施され、視覚的にも戦略的にもこれまでにない要素を含んでいる。このマップでは、エリアごとに異なるゲームプレイの仕組みが導入され、プレイヤーは地形や障害物を活かしながら戦闘を進めることが可能である。
特に6ヶ月以上PvPをプレイしていないアカウントに対しては、ボットとの対戦が行われる仕組みが新たに導入されており、これにより初心者や久しぶりのプレイヤーが円滑にゲームに復帰できる環境が整えられている。Arcaneシーズン2にちなんだイースターエッグも含まれており、ファンにとっても楽しみが増える要素となっている。
チャンピオンとアイテム調整がもたらす戦略の変化
本パッチでは、アンベッサのみならず、カタリナやパンテオンといったチャンピオンや主要なアイテムにも調整が行われており、バトルの戦略に新たな選択肢が生まれている。アイテム「セレイテッド・ダーク」の移動速度が0から4%に変更されたことは、素早い移動が必要な戦略に適しており、機動力を活かした戦術が試みられるようになった。
また、召喚士スペル「バリア」のシールド値が減少するなど、より計画的な使い方が求められることで、熟練プレイヤーにとっても挑戦のしがいがある調整といえる。