ソニーはフォートナイトファンに向けて、9月の「State of Play」イベントで発表した限定版DualSenseコントローラーを正式にリリースした。フォートナイトの象徴的なデザインが特徴で、ブルーを基調としつつも、タッチパッドには「Where we droppin’?」のフレーズやキャラクター「Fishstick」と「Peely」が描かれており、フォートナイトらしさが溢れるビジュアルが目を引く。
また、DualSense特有のハプティックフィードバックやアダプティブトリガーといった機能もそのままで、PS5およびPCでの多様なゲームプレイをサポートしている。発売日は10月3日で、高い需要で瞬時に完売したが、再入荷され現在はAmazonやPlayStation Directなどで購入可能となっている。価格は85ドルと高めだが、唯一無二のフォートナイト仕様を手に入れるチャンスである。
フォートナイト仕様のDualSenseコントローラー、その独特なデザインの魅力とは
フォートナイト仕様の限定版DualSenseコントローラーは、ソニーが「State of Play」イベントで発表した「Chroma Collection」の一環として登場した。特にこのコントローラーは、既存の「Starlight Blue」をベースに、フォートナイトの象徴的なキャラクターやフレーズがデザインされている点が特徴だ。
タッチパッドに描かれた「Where we droppin’?」の文字は、プレイヤーの間で親しまれている言葉で、遊び心があり、使用するたびにフォートナイトの世界観が広がる。また、キャラクター「Fishstick」と「Peely」がグリップ部分に配置されており、ビジュアル面での特別感が際立つアイテムである。
ソニーは過去にも限定版コントローラーをリリースしてきたが、フォートナイトテーマのデザインは初めてだ。限定版としてのコレクター価値が高まる一方で、通常のDualSenseコントローラーと同じくハプティックフィードバックやアダプティブトリガーといった機能がそのまま利用可能であることも魅力の一つである。
このように、視覚的な楽しさと操作性を兼ね備えたフォートナイト仕様のDualSenseコントローラーは、ソニーの新たな挑戦ともいえる。
購入方法とコストに対する反応、他の選択肢を比較
このコントローラーは10月3日に予約注文が開始されたが、瞬く間に完売するほどの人気を集めた。その後、再入荷され、Amazon、PlayStation Directなど複数の販売店で現在購入可能となっている。
ただし、価格は85ドルと、通常のDualSenseよりも高めであり、同時に発表された「Chroma Pearl」や「Chroma Indigo」などと比べても割高である。こうした価格設定は、フォートナイト仕様のデザインを採用したことによる特別感を反映しているが、ファンの中には価格が手頃でないことに対して意見が分かれているようだ。
一方で、PowerA社からはNintendo SwitchやXbox Series X/S用のフォートナイトテーマコントローラーがリリースされており、こちらはより手頃な価格帯である。例えば、Switch用の「Fortnite Peely Edition」は約65ドルで、ゲームの世界観を楽しめるデザインが特徴だ。
Xbox Series X/S向けには、40ドルの「PowerA Advantage Fortnite Midas Edition」が販売されており、コストを重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となる。独自にフォートナイトのステッカーを購入して既存のコントローラーに貼り付けるという手段も、ユニークなカスタマイズ方法といえる。
他に注目すべき限定版DualSenseコントローラーとその背景
ソニーは今回のフォートナイト仕様だけでなく、これまでもさまざまな限定版DualSenseコントローラーをリリースしてきた。過去には「Astro Botコントローラー」や「30周年記念限定版DualSense」など、特定のテーマを取り入れたデザインがあり、どれもコレクターズアイテムとして人気が高い。限定版のDualSenseシリーズは、単なる周辺機器ではなく、ゲーム文化を彩るアイテムとして位置づけられている。
このような限定版は、DualSenseコントローラーの技術的進化に伴って、ファンに新たな体験を提供するだけでなく、時代を象徴するアイテムとして収集価値も生まれる。フォートナイト仕様のコントローラーも、ゲームとファンとの絆を強めるアイテムとして、フォートナイトファンやPS5ユーザーにとって今後の定番となる可能性がある。