Nintendoが密かに開発を進めていた新作ゲームの情報が、ついに明らかになった。Nintendo Switch Onlineのプレイテスト参加者からのリークにより、Minecraft風のMMO(大規模多人数参加型オンライン)ゲームの存在が確認された。この新作では、プレイヤーが他者と協力し、創造力を駆使して広大な惑星を発展させることが目的とされている。
プレイテストは10月23日から11月5日までの期間限定で実施される予定で、既に任天堂はリークされた情報への対応を進めている。詳細なゲーム内容のほか、「ビーコン」と呼ばれる要素やユーザー生成コンテンツ(UGC)が重要な役割を果たすことも判明しており、Nintendoならではのオンライン体験が期待される。
プレイテストは10月23日開始、リークが続々と登場
Nintendoは10月23日から11月5日まで、Nintendo Switch Onlineプログラムを通じて新作MMOゲームのプレイテストを実施する。このプレイテストには事前に登録された約1万人のみが参加可能で、公式にはまだ詳細が公開されていないが、参加者の一部が内容をSNSでリークしたことが注目を集めている。リークされた情報によると、この新作はMinecraftに似た創造的なプレイが特徴で、他プレイヤーと協力しながらゲーム内の惑星を発展させるシステムが用意されている。
プレイヤーはリソースを収集し、発展させることで新たな領域や敵が登場する仕組みだ。これにより、常に新鮮な挑戦が提供される設計が施されている。Nintendoは参加者に秘密保持契約(NDA)を求めていないものの、リークされた情報や画像の削除依頼を開始しており、厳格な管理体制を維持している。これにより、正式リリース前に大規模な情報流出を防ぐ狙いがあると見られる。
想像力で惑星を開拓――リソース収集と新たな敵の登場
この新作MMOでは、プレイヤーが惑星全体の発展を目指してリソースを収集し、地形や施設を開拓することが求められている。プレイヤー同士の協力が鍵となり、特定のエリアを発展させるたびに新しい敵やリソースが次々と出現するダイナミックな展開が魅力である。収集できるリソースは多岐にわたり、ゲーム内の成長に必要不可欠な要素を含んでいる。
また、プレイヤーは各自の創造力を活かして広大な世界を形作ることができ、単なる戦闘だけではなく、平和的な活動も推奨されている。ゲームの目的は、エリアごとに設けられた「惑星ブロック」を完全に発展させることである。これにより、プレイヤーは戦略的にリソースを分配し、敵との戦闘と開拓をバランスよく進めなければならないという挑戦が生まれる。
「ビーコン」や「Dev Core」がゲーム体験の中核
ゲームの中核には「ビーコン」と呼ばれる特別なシステムがあり、これが惑星の発展を大きく左右する。ビーコンは癒しの光を放ち、エリアを浄化して発展を促進する機能を持つ。プレイヤーはこのビーコンを活用しながら、エリア全体を完全に開拓することを目指す。ビーコンの使用は単なる自動化ではなく、どのタイミングでどのエリアに設置するかが戦略の鍵を握る。
さらに、プレイヤーはこの機能を通じて他のプレイヤーと協力する機会が増え、チームプレイの要素が強化される仕組みとなっている。また、ゲーム内には「Dev Core」と呼ばれる専用のソーシャルスペースも用意されている。ここではアイテムの収集やプレイヤー間の交流が行われ、発展の過程を共有しながら協力を深めることができる。
ユーザー生成コンテンツとNintendo独自のオンライン空間
この新作MMOの大きな特徴の一つは、ユーザー生成コンテンツ(UGC)が積極的に取り入れられている点である。プレイヤーは自らの創造性を発揮し、独自のエリアやアイテムを作成し、それを他のプレイヤーと共有することが可能である。ただし、オンライン空間での安全性を重視するNintendoは、UGC機能の使用前にプレイヤーがオンラインでの適切な行動を理解しているか確認するテストを設けている。
これにより、良質なコミュニティが維持されることが期待されている。NintendoのUGC機能は、MinecraftやRobloxのシステムを彷彿とさせるが、独自の工夫が施されている点が注目である。創造性と社会性を融合させたこの新しいMMOは、プレイヤーにとって新たな体験を提供することが期待されている。