Hotta Studioの新作「Neverness to Everness」が、HoYoverseの「原神」とRockstar Gamesの「GTA」シリーズを融合させた全く新しい都市型オープンワールドRPGとして注目を集めている。本作はUnreal Engine 5で構築され、美麗なグラフィックで現代的な都市を舞台に、プレイヤーが超自然的な現象や異次元の敵と対峙する。

PCやモバイル、コンソールに対応し、プレイヤーは4人のキャラクターを操作して多彩なスキルを駆使するほか、スポーツカーの運転やアパートの購入といった「GTA」ライクな要素も楽しめる。

Unreal Engine 5が生む圧倒的な都市美学とリアル感

「Neverness to Everness」の最大の特徴は、Unreal Engine 5による次世代のリアルなグラフィックである。ゲームはHoYoverseの「原神」にインスパイアされたビジュアルを持ちながらも、舞台は伝統的なファンタジーから脱却し、現代的でリアルな都市が描かれている。

特に中国のBiliBiliで公開された13分のプレイ動画には、ダイナミックな都市環境が詳細に映し出されており、超自然的な要素が巧みに組み込まれているのが分かる。プレイヤーは異次元の裂け目や敵に遭遇するなど、リアリティと超自然が交錯する独特な世界観を体験できるのである。

Hotta Studioは、Unreal Engine 5を用いたことで、単なる視覚的美しさだけでなく、物理演算や環境の細部にもこだわりを見せている。このような視覚表現は、次世代オープンワールドゲームの可能性を広げる一助となり得るだろう。Hotta Studioが手がけるこの世界観は、これまでのRPGとは異なる「現実感」と「夢幻感」が共存する新しいゲーム体験を提供している。

多様なキャラクターとそのスキル構成が戦略性を高める要素

本作には異なるスキルを持つ4人のキャラクターが登場し、それぞれの個性と能力がゲームプレイの幅を広げる役割を担っている。各キャラクターは、攻撃、スキル、必殺技を備え、さらに「ダッシュボタン」や「追加スキルスロット」といったシステムが独自に設けられている。これにより、プレイヤーは戦略的にキャラクターを組み合わせる必要が生じ、操作に深い戦術性が加わっている。

また、Hotta Studioは「Neverness to Everness」を開発するにあたり、ゲーム性の多様化を目指している。例えば、キャラクターごとのスキルの構成や、異なるダメージタイプの存在は、ゲーム内の戦略的なプレイスタイルを促進するための要素として機能している。

敵と向き合う際、特定のキャラクターの特性を活かして有利に立ち回ることが求められるため、シンプルな操作性を保ちながらも、奥深い戦略性が備わっていると言えるだろう。

「GTA」の影響が色濃い、運転やアパート購入などの自由な生活要素

Hotta Studioの「Neverness to Everness」では、「GTA」から着想を得た自由な生活要素が導入されていることが大きな特徴である。ゲーム内でプレイヤーはスポーツカーを操縦でき、さらに車両の購入やカスタマイズも可能である点が注目される。公開映像では、都市内でのカーチェイスシーンも描かれており、この要素がゲーム全体にアクション性を加えている。

さらに、プレイヤーはゲーム内でアパートを購入でき、ここにもHotta Studioが意図する生活の自由が反映されている。高層ビルに位置する豪華なアパートには、プールやキャットツリーなどが備えられており、ペットとの暮らしも可能性として示唆されている。このようなプレイヤーの生活感をゲーム内で表現する要素は、プレイヤーが単なる戦闘や探索に留まらない自由な都市生活を満喫できる環境を作り出している。

「Neverness to Everness」は、リアルな都市生活を仮想空間で再現し、戦闘やストーリーを進めるだけでなく、自分の好みに合わせた生活を楽しむという、他にない体験を提供するのである。